MT-09 シートの加工(DIY)

 

下手くそですがこのマシンでジムカーナをやっています。ジムカーナではシートの形状を変更をしているマシンがかなり多いです。ロール軸と乗車位置を近くするとか、前に荷重を掛け過ぎないようにするとか、お尻の尾てい骨でコントロールできるようにするとか、様々な理由で試行錯誤しながらこだわりのシート形状に行きついているようです。MTは前下がりなシート形状に不満があったので、とりあえず私も他のマシンを参考にしてスーパーローダウン+座面のフラット化を実現してみました。(作業実施日2021/1月)

 


 

 純正シート 

新品同様の予備シートを持っていたのでこれを改造することにしました。

 裏側
 ホチキスの針(ステープル)

 ステープルを一つ一つこじって表皮を取り外したところです。マイナスドライバーでも専用工具のステープルリムーバーを使ってもあまり作業性は変わりません。

 丸裸になったシートのスポンジ

 スポンジはステープル3個でシートベースに仮止めされた状態になっていました。(ほぼシートベースに乗せてあるだけ)

 なので、分離できます。スポンジには厚い部分と薄い部分があるので確認しておきました。

 シートベースのみ状態にして車体に装着してまたがってみました。バランスがとりやすい感じがするので私はシートは低いほうが好みです。この究極にシートが低い状態にできるだけ近くなるように制作することにしました。

 とりあえず範囲を決めて・・

 アラカン(平刃)で削って行きました。

 途中から範囲とかどうでもよくなり、とにかく限界まで削り、削りすぎて穴を開けないことだけに集中しました。

 中央から後方をメインに限界まで削りました。前方は整える程度です。

 スポンジが薄い部分は光が透けるくらいになっているのでもう限界です。

 表皮張り

これが一番苦労しました。形状が完全に変わってしまったでシートの皮の面積が足りないのです。作業は一日では終わらなく、ヒートガンなども使用し、とにかく皮を伸ばして伸ばして、数日を要しました。

 完成

 限界までアンコ抜きしたスーパーローシートです。

インプレ的なようなもの

 クッション性を犠牲にしたのでこれでツーリングとかはあり得ません。着座位置が自然に後方になり修正しなくてもその位置をキープできるようになったので、リアタイヤを意識しリアからバンクさせる感覚がわかりやすくなりました。ローダウンに関しては重心が下がると切り返しの移動距離が減るのでスラ区間は軽快感があっていいのですが、逆に旋回中はバイクが常に起き上がろうとする感があって特に回転ではバンクを維持するのに難易度が上がりました。このあたりはトレードオフな関係になると思います。ひとまずタイムは良くなりました。

 


 

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