MT-09 ハンドルの交換(EFFEX EZ-FIT テーパーバーハンドル)

 

アチェルビスのハンドガードを取り付けるためにハンドルを交換をしました。アチェルビスのハンドガードはステー装着部分が汎用のアンカー式なので、バーエンド取り付け部がネジではなく“ただのパイプ”になっているハンドルバーでないと装着できないのです。(作業実施日2015/1/15) 

 

物凄くわかりやすくて正しい作業のMT-09EFFEX EZ-FIT テーパーバー取り付け動画がYOU TUBEにアップされてますので、作業に関してはこちらをご覧に下さい。

 


 

黒いほうがEFFEX EZ-FIT テーパーバーハンドルです。色が異なるだけで質(梨地のアルミにアルマイト)は同じです。

 

カタログでは幅が30mm短いとなっていますが、見ての通り、バーの幅は変わりません。

 

30mm短い?

どういうこと??・・・・

絞り角度は2度追加となっています。距離にすると1cm手前になります。

 

ぶっちゃけ、言われないと気づかないレベルです。

「30mm短い」の真相は・・・

 

穴(スロットルホルダーの回り止め穴)の位置が違います。ここがポイントです。

 

 

EFEEXの回り止め穴の位置は、バーの端から15mm内側寄りになっています。

 

もうわかりましたでしょうか?

純正ハンドルのバーエンド取り付け部

つまりこういうことです。

 

純正ハンドルはバーエンドを取り付けた状態でハンドルが成立します。

 

EFFEXは一般的な「バーの端がハンドルの端」なので、グリップが片側につき15mmぶん内側に移動し、それで純正より“30mm短い”となります。

 

と言うことは、純正ハンドルのスロットルホルダの穴を15mm内側に新規に空け、バーエンド取り付け部の雌ネジをさらってしまえばEFFEXハンドルと同等になるので、わざわざ購入する必要は無いかもしれません。

 

交換作業

 ミラーの取り外し

 バーエンドの取り外し

 ネジロック剤は塗布されてなかったので苦労しませんでした。

 

 

 スイッチボックスの取り外し

 クラッチスイッチのカプラも忘れずに抜きます。

 レバーの取り外し

 ケーブルをアジャスターから取り外す為にレバーを取りはずしたのですが、別にレバーを取り外さなくてもケーブルを取り外すことができるみたいですね。

 

 

 

 レバーを取り外したレバーホルダー

 このホルダーは分割できないので、ネジを緩めてスライドさせてバーから抜きます。なのでケーブルを外す必要があるのです。ということはグリップも外さないとホルダーが抜けません。これは面倒です。

 仕方なくグリップも取り外しました。例え新しいグリップを用意していたとしても、レバーホルダーを抜くためにグリップを取り外さなければならないのです。

 

 

 バーから抜いたクラッチレバーホルダー

 分割できるようにして欲しかった・・・

 右ハンドルスイッチの取り外し

 

 

 

 マスターシリンダーの取り外し

 さすがにこちらは分割できます。

 ハンドルスイッチとマスターシリンダーを取り外したところ

 

 

 

 スロットルホルダーのネジを緩める。

 これはビデオを観ていて助かりました。ネジを緩めた状態でハンドルバーを引き抜けば、ケーブルを外すことなくハンドル交換ができます。この発想はなかった・・・

 ハンドルクランプの取り外し

 

 

 

 スロットルホルダーからバーを引き抜いているところ

 素晴らしい・・・

 ハンドルを取り付けて交換が完了しました。

 

 

 

 バーエンドは市販の内径14mmを使用します。

 グリップ・ハンドルスイッチ・マスターシリンダが全体的に内側に15mm移動したので、マスターのタンクがメーターギリギリまで寄っています。恐らくこれ以上短いハンドルにするならば、メーターの位置を工夫する必要があると思います。

 

バーエンドの取り付け

 ハンドガード装着時はバーエンド不要なので取り付けませんが、夏場はハンドガードを取り外しているのでEFFEXのハンドルバーウエイトを取り付けています。

 EFFEX製 ハンドルバーウエイト

 ただのバーエンドではなく、ハンドルに伝わる細かい振動を吸収するタイプです。

 

 当初、ウエイト機能のないバーエンドを装着してたのですが、100km/hくらいでビリビリをした硬質な振動が酷かったので、これを買いました。

 

 取り付け

そのままボルトを締めると共回りしてしまうので、傷つかないようにウエスを挟んでプライヤーなどで掴む必要があります。

 取り付け完了

 

EFFEX EZ-FIT テーパーバーハンドル インプレ

 

 グリップが15mmずつ内側へ移動したことで自然な姿勢になり運転が楽になりました。10mm程度手前になったことも影響しているかも知れません。ノーマルでも不満はなかったけれど、交換してみるとこっちのほうが断然良いです。

 振動は純正ハンドルと同じレベルです。ウエイト無しのバーエンドだとどうしても共振が出るので、この手のウエイトタイプのバーエンドは必須だと思いました。

 

おまけ(380円のキジマ製ナイロンバーエンドキャップ)

 380円の樹脂のバーエンドキャップです。(キジマ製内径14mm用)

 

 取り外しす時に直でプライヤーで掴んで強引に取り外したので傷が付いてしまいました。

 ハンマーで軽く叩いて挿入します。見た目も悪くないのでこれでよかったのですが、速度が100km/hくらいになるとビリビリと共振が発生するので使用を止めました。

 

資料 :ハンドル・ミラー幅 寸法

 

1、ノーマルハンドル

 

バーエンド込み幅:約820mm

2、ノーマルハンドル+ノーマルミラー

 

ミラー幅:約890mm

EFFEX EZ-FIT テーパーバーハンドルにアチェビルスハンドガードを取り付けたときのハンドル幅:750mm

EFFEX EZ-FIT テーパーバーハンドル+ナポレオンシャークミラー2

 

ミラー幅:805mm

この組み合わせだと純正ミラー比で-90mmになり、すり抜けが非常にラクになります。

EFFEX EZ-FIT テーパーバーハンドルにアチェルビスビジョンを装着

 

幅:835mm

 

 


 

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