リトルカブ全波整流化(HIDの装着)その1 コイルの配線変更

 


 

その1ステーターコイルの配線を変更 その2全波用レギュレーターに交換 その3HIDの装着 その4LED化で充電電流を確保

 


 

 

 

 カブにHIDを装備

 

最近はHIDの価格がどんどん下がってきて、1灯なら送料込み3000円程度で購入できるようなりました。しかし、多くの原付はヘッドライトが交流点灯なので、せっかくHIDが安価になってもその恩恵を受けることができません。原付にそのまま使用できる交流入力のHID(サンテカなど)もありますが、ちょっと高価です。

 

そんな原付のHID事情ですが、最近は交流ライトの電力をバッテリーの充電に回し、バッテリーでライトを点灯させる“全波化”で、原付に(無理やり?)直流入力のHIDを装着するのが、低価格HIDの普及と共に流行っている(?)ようです。

 

とは言え、原付のジェネレーターでは発電量が不足して無理があるような気もします。とりあえず、25ワットのHIDなら大丈夫なのかな?とも思うので、私もカブにHIDを装着してみました。(12/01/09〜)

  

※注意 直流入力のHIDは点灯がONかOFFなので、バッテリーの電圧が不足すると突然HIDが消灯することがあります。十分理解された上で自己責任でお願いします。


 

その1 ステーターコイル配線の変更

 

 

作業

ローター(フライホイール)の取り外し

 

セルなしカブは、ステーターコイルがエンジン側なので、ローターを取り外します。

取り外したローター

 

内側は結構サビが浮いていました。中心にはキーの溝があります。

クランクシャフトのキー

 

キーがあるので、誰がやっても正しい位置にローターを取り付けることができます。

2、ステーターコイルの取り外し

 

矢印の部分を取り外します。右端のニュートラルスイッチの配線は、工具不要で取り外せるようになっています。

矢印の部分を取り外したところです。

クランクシャフトセンサーの取り外し

 

ボルト2個外すだけです。

ステーターの取り外し

 

ボルト2個外すだけです。

コネクタの取り外し

 

取り外します。

取り外した部品全部です。

ステーターから出ている配線の確認

 

全部で6本のうち、カプラから抜いて配線を変更するのは黄色と白の2本のみです。

 

残りはカプラから抜かず、そのまま接続します。(元に戻します)

ステーターコイルの配線を全波整流用に変更します。(コイルの途中に接続してあるライティングの出力線(黄色)をコイルの端から取り出すように接続し、両端から出力された電気をレギュレートレクチファイヤに送り込むようにする)

 

具体的には、黄色線がハンダ付けされている部分と、左端のエナメル線ハンダ付けされている部分をカットし(切り離し)、黄色線とエナメル線を繋ぎます。

黄色線のハンダを溶かして切り離しました。

このままではエナメル線には届かないので、切り離した黄色線を延長します。

延長しました。

 

注)0.75sqの黄色電線が無かったので白を使ってしまいました。

絶縁の熱伸縮チューブを被せました。

一方、こちらはコイルの末端になるエナメル線です。緑線(アース)と繋がっています。

 

切り離し

黄色線(延長して白になってしまいましたが)とエナメル線を繋いだ(結んだ

)ところです。

そこへハンダを流しました。

 

この作業により、アース(緑線)はコイルとは切り離され、6個直列されているコイルの両端に黄色線と白線が接続されます。その黄色線と白線は全波整流用のレギュレーターに入力され、直流に整流されてバッテリーのチャージング電力になります。

 

青ニ黄と黒ニ赤は、CDIへの出力線なので、この作業に関わりはありません。

コイルとローターの取り付け

 

プーリーホルダーはチェンジペダルのシャフトが丁度良い回り止めになります。ステップは邪魔なので取り外しました。

 


 

 その1ステーターコイルの配線を変更 その2全波用レギュレーターに交換 その3HIDの装着 その4LED化で充電電流を確保 

  

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