MT-09 リアサスの交換

 

 MT-09のリアサス交換作業です。タンクを外すのが面倒ですがサスの交換自体は非常に簡単です。我流ですが、何度か実施して発見した一番効率の良い作業を紹介します。(内容を編集しました。やはりパンタジャッキで高さ調整する必要がありますが、サイドスタンド状態のままパンタジャッキをマフラーに当てて若干リアを上げることにより簡単にリアサスの交換ができます)

 


 

準備

タンクの取り外し


 リアサス上部のボルト/ナットを取り外すためです。

取り外すボルトナットその1「リンク下側のボルト/ナット」


スイングアームの穴から見えるやつです。

取り外すボルトナットその2「リアサス本体上側のボルト/ナット」

こいつのためにタンクを取り外します。

 そしてスイングアームより下にあって工具が入らないリアサス本体下側のボルトナットの3箇所です。

 マニュアルでは外すことになっているリレーアーム(ホンダで言うところのプロリンク)は付けたままでOKです。(数年経っている車体なら、せっかくなので外してグリスアップしたほうが良いと思いますが・・・)

作業

1、ジャッキは使用せず、サイドスタンド状態でリンク下側のナットを取り外す。

2、パンタジャッキのセット

 ここでパンタジャッキの出番になります。マフラーの弁当箱にジャッキを当ててリアホイールを少しだけ浮かせます。

 ナットを外したら、ジャッキでボルトを手で押してスルスル抜ける高さになるように調整し、ボルトを抜きます。(チェーンの裏側に手を入れて人差し指と中指でボルトを摘まんで抜きます狭)
3、リアサス上側のボルト/ナットの取り外し

 ABS車はホースが邪魔ですが、強引に抜きます。

 リアサス上側取付ボルトを取り外した状態ならば、このようにボルト/ナットにアクセスできます。

4、ボルト/ナットの取り外し

 写真はリアサスを固定せずインパクトを使っていますが、ハンドツールで外すならばリアサスとスイングアームの間に板などを噛ませばリアサスを固定できます。

取りはずしたボルト/ナット

 両サイドにワッシャーがあります。

5、リアサスの取り外し

このようにリレーアームは付いたままでOKです。

 グリスアップするならば外します。

この日交換したのは3200円で落札したXSR900の純正リアサス。

 MTのリアサスは低速系スラコースならば良いと思いますがサーキットだとボヨンボヨンで難しいです。XSR900純正リアサスはワイズキアに近い感じの硬さで高速向けになっています。

バネの太さと巻き数が違います。(MT11.2φ、XSR11.7φ)バネが強いということは減衰も強いはずです。

 取り付けは1、リアサス下側 2、リアサス上側 最後にリンク下側になります。先にリアサス上側取りつけるとリアサス下側のボルト/ナットがスイングアームに隠れてしまうからです。

 リアサス本体上側はボルトの側面がフレームに当たって共回りしない仕組みなっています。リンク下ナットはジャッキを降ろしてから締め付ければ共回りしません。

完了

XSRリアサスはまたがったときにMTのように沈まないので足つきが悪くなります。

シャキッとしてバイクが軽くなった感じになり、公道を普通に走るだけで誰でも違いがわかるはずです。出品は少ないですが、人気もないので価格が上がらず個人的には凄くオススメです。(カヤバ要らな〜い)

 


 

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