MT-09 ブレーキペダルの交換

 

SSB を装着していても、ひっくり返ろうとするような強い転倒になるとブレーキペダルが曲がってしまうことがあります。ところでMT-09のブレーキペダルはアルミ製の1個9000円もする高級品なのでそうやすやすと交換できません。安価なものはないかと調べていくと、同じステップホルダーを使用するトレーサー のペダルがスチール製の普通のペダルでした。価格も4000円と半額以下なので、こちらを使用することにしました。(作業実施日2016/7/18) 

 

2018/9/30追記 ブレーキペダル交換2回目

2019/2/21追記 ブレーキペダル交換3回目(やっぱトレーサーペダルが良い)


 

曲がり過ぎたブレーキペダル。

 

 フットプレートが曲がって斜めになり靴底と点接触になってしまい、操作に限界がきました。

 

 炙って叩いたりテコなど使って曲がり修正も試みましたが、私にはジュラルミンの修正はできませんでした。

交換作業

 

リターンスプリングの取り外し

 ブレーキランプスイッチのスプリング取り外し

ペダル支点ボルトの取り外し

 

 裏の二面幅14mmのナイロンロックナットを抑えてボルトを取り外します。ボルトを抜くとヒートガードやワッシャー等も落ちてきます。

マスターシリンダーのピンの取り外し

 

 かなり狭いのでコッタピンを伸ばす作業が大変(→ベータピンに交換)

 

 ステップを取り外してしまったほうが早いかも?

 マスターシリンダとペダルを接続するピンを取り外しました。

ペダルを取り外したステップホルダ

 

 反対側はスイングアームのピボットシャフトがステップホルダを固定するボルトの一つとなっているので破損させるとたぶん交換が面倒

 取り外した曲がったペダルとその他部品

トレーサーのブレーキペダル

 

 スチールで一般的な形状をしており安価なのは良いのですが、踏む部分がチェンジペダルタイプの棒+ラバーなのがイマイチ・・・

 曲がった09ペダルとトレーサーのペダル

トレーサーのペダルに交換完了

う〜む・・・なんか似合わないなぁ・・・

 

 ですが、スチールなので今後曲がっても修正できるのが良いところです。

ペダルの高さ調整

 下げる必要がありました。それに応じてランプスイッチも要調整。


2018/9/30追記 ペダル交換2回目

 パっと見、問題ないように見えますが、実は曲がってしまって使用不可能になったトレーサーペダル

 

 転倒して曲がる度にメガネレンチで修正して使っていたのですが、とうとう根本から曲がってしまって、ペダルの位置を一番低くしてもフットペグより高い状態になってしまい、ステップに土踏まずを乗せる私には使えなくなってしまいました。

 取り外し

 

前回はステッププホルダを装着したままペダル交換しましたが、やはり取り外して作業したほうがやり易いです。

 走行中は気づかなかったのですが、手でペダルを上下するとキコキコ鳴って若干動きが渋かったです。原因は支点のブッシュが錆びており、表面がクレーター化していました。

 

 このあたりの整備はやっぱ定期的にやらないとダメなんだなぁと反省です。

 割ピン抜き

 これがやっかいです。 なのでステップホルダを取り外してじっくり作業したほうが良いと思います。

 あらかじめベータピンに交換していればステッププレートを外すことなく交換できるのですが・・・

上:曲がったトレーサーペダル

下:09純正ペダル新品

 

 今回09純正ペダルを非常に安く入手できたので使いますが、練習する人は曲がりの修正ができるトレーサーペダルの方がいいかも知れません。

 ブッシュの磨きとグリスアップ

定期作業です。必須です。

 こちらもグリスアップは必須です。

 交換完了

ペダル交換3回目(やっぱトレーサーペダルが良い)

飛んで行ってしまった先端部分

 アルミ製の純正ペダルなので折れました。(純正ハンドル+SSBの組み合わせならば地面との接触がソフトなので折れないのですが、この時は幅が狭いリゾマハンドルで激しく転倒したので一発で折れました)

 

交換作業中
 折れてしまう09の純正ペダルはもう二度と使いません。今回からは絶対に折れない鉄ペダル(トレーサーペダル)に戻します。
 割ピンはやめてベータピンにしました。
 これで安心して練習ができます。

 


 

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