Let's4パレット フロントタイヤの交換

     

    走行一万キロの現状販売の中古車だとタイヤの山は期待できません。案の定フロントは0分山でしたのでさっそく交換しました。(作業実施日2012年7月)
    2019/1月 交換2日目

     

     0分山のタイヤ

     

     道路の左端を走る原付は、タイヤの右側がすり減ります。理由は、道路は(断面にすると)かまぼこ状になっていて、左端を走るとタイヤの右側が盛り上がった道路に強く当たり摩耗するからです。

     

     

    アクスルシャフトの取り外し

     〇で囲んだアクスルシャフトのボルトヘッドは二面幅14mmです。ブレーキケーブルとメーターケーブルは取り外さなくてもOKです。

    ナット側

     同じく14mmです。シャフトが回らないようにボルトをレンチで押さえながらナットを取り外します。

     

     

     ジャッキアップ

     

     足を置くフロアの下にフレームがあるのでそこに当ててます。フロントホイールが浮くまでジャッキアップしました。

     

     フロントホイールの取り外し

     アクスルシャフトを抜けばホイールが落ちます。そのままドラムブレーキのパネルも外れます。

     

     

     ドラムブレーキの内側の清掃

     

     ホイールを取りはずしたら、ここは必ずパーツ(ブレーキ)クリーナで清掃します。汚れ(ブレーキダスト)が溜まってくると、ブレーキがキーキー鳴くだけでなく制動力も落ちます。

     

     ノギスで内側の直経を測定すると95.0mmでした。95.7mm以上だったらホイール交換になります。

     

     

     シュー

     交換されていたのでしょうか?残量はたっぷりでした。

     

     これは厚みを測定するまでもなく、日常の点検でブレーキレバーを握ったときブレーキカムの打刻線がインジケーターの限度を超えてなかったらOKです。

     

     

     

    カラー

    フロントホイールを取り外した車体

     

     

     タイヤ交換

     

     虫回しでバルブを取り外して空気を抜きました。この虫回し(ごく普通のタイプ)では10インチホイールには柄が長すぎて使いづらいです。

     

     

     ビード落とし

     

     3000円のビードブレーカーを使いました。スクーターのタイヤとはいえチューブレスなので、ビードは足で踏むだけでは落ちません。一箇所落とせば、後は踏みつければ落ちます。

     

    タイヤの取り外し 錆びのある鉄ホイールだったので今さらリムガード等は使っていません。

     

     

     バルブ交換

     

     取り外しはカッターナイフで切るので簡単ですが、取り付けはなかなかコツが要るので、できれば専用工具(バルブインサート)を使うことをお勧めします。ビードクリームなどタイヤ潤滑剤を塗布するとスムーズに入ります。

     

     タイヤの取り付け(激安チェンシン製タイヤ80/90-10 1380円)

     

    ベアリングの点検とグリスアップ

     指でベアリングを回してコリコリしていないか点検します。グリスは乾いていましたが異常はありませんでした。このベアリングはシール付きではないので必ずグリスを塗りこみます。反対側もシールを抜き取り同様にグリスアップします。

     

     

    カラーの取り付け

     ホイールの取り付け で囲んだ部分、ブレーキパネルのスリッドにフォークの突起を合わせて装着します

     

     

    完了   ハンドルが軽くなり乗り心地も良くなりました。

     


    2019/1月 フロントタイヤ交換2回目
    走行21306kmになり、前回6年前の10000km時に交換したタイヤを交換しました。

    ジャッキアップとホイールの取り外し

    レッツ4あるある

     ダストシールが外れていてもお構いなし、いや、付いてるだけまだマシ(笑)

     これ、ひび割れると締め付けがなくなってこのように落下します。右側は下に引っ張れば簡単に取り外せるのですが、左はブレーキパネルスリッドと合わせる突起がありフォークを分解しないと交換できないんです。

    ドラムブレーキの洗浄

    6年使ったタイヤ

     バリ山!!

    ですが、サイドはヒビ割れが目立ちます。

     (正直、徹底して30km/h以上出さないのであれば、山がなかろうが何だろうがパンクさえしてなければ危険は感じません)

    交換
     以前タイヤ付けたままホイールペイントしたので汚れています。

     これも交換(TR412)

    適当にペイント
    ベアリング洗浄とグリス塗り込み

    前回と同じチェンシン製の一番安いタイヤ

     30km/h走行徹底なら1万キロ走ってもバリ山実証済み!

    完了

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