KSR110 ストライカー製バックステップの装着 |
このバイクはすぐにステップを擦ってしまうので、ノーマルのままではスポーツ走行はできないと言っても過言ではありません。バックステップに交換すれば良いのですが、フレームを一部ぶった切る必要があるのと(KSR-PROを除く)、ちゃんとした製品は中古でも滅多に出ることなく、たまに出ても非常に高価なためなかなか手が出ません。
2016年にKSRを入手してから1年後の2017年にやっと中古のストライカー製バックステップを格安で入手できたのですが、入手した状態では装着することができなくてしばらくお蔵入りしていました。そして2018年になってようやく装着することができました。(作業実施日2018/10月)
入手したストライカー製のバックステップ しかし、このままでは私のKSRには装着できませんでした。 理由1、専用キックペダルが付属していない。 理由2、チェンジシャフトの径が違う。(入手したのは04〜05年式の前期型用で、私の06年式からはチェンジシャフトが太くなっているためチェンジアームが使用できない) |
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キックペダルとチェンジアームをストライカーから直接購入しようと問い合わせたところ、KSRのバックステップ関係はすべて生産中止になっており。在庫も無く、入手できない! いろいろ調べると、その専用キックペダルというのはAR50/80の純正部品だったことが発覚。ならばオークションとなりますが、ARのキックペダルはまず出ない!これを入手するのに1年かかりました。 |
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問題の前期型用チェンジアーム。シャフトの径は「一般的」です。06年式KSRからのチェンジシャフトは「太く」なっており一般的ではありません。なので、他車からの流用もできないのです。 ということで、面倒ですが右ケースカバーとクラッチを取り外してチェンジシャフト自体を前期型用に交換し、この前期型用チェンジアームを使用するつもりでした。が・・・・ |
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ある日、なんとなくZ125PROのチェンジアームが目に止まりました。 「Z125って、チェンジシャフト太くね?」 実験的にZ125のチェンジアームを購入してみたところ(500円)・・・・OK!とりあえずはまりました。 |
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ロッドを接続する孔の位置(距離)やオフセット量もだいたい同じなので使えそうでした。 | ||
装着作業(右側) | ||
右側ステップの取り外し 右側のステップは問題なし。ボルト2つで外れます。 |
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スプリング(ペダル・スイッチ)の取り外し | ||
マスターのカップ固定の取り外し | ||
マスターシリンダーとブレーキペダルの取り外し | ||
取りはずしたリアブレーキペダルとマスター | ||
装着はポン付け 純正キックペダルはこのように当たって使えません。 |
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ARのキックペダルに交換 ペグの端を軽く擦りながらギリギリキックが下りました。 |
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装着作業(左側) | ||
フレームに開ける孔の位置決め 左側はペグしか取り外せないのがKSRのバックステップの装着を難しくしている要素です。なので、ステップ擦り対策はバックステップではなくペグの位置を上に上げる「アップステップ」という製品があるのでそれを取り付けるのが手っ取り早いかも知れません。
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M8の孔を開けたところ この作業が肝です。失敗すると修正できないので大変なことになるかも。(長穴にするしかないと思いますが) |
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ぶった切り ペグを取り付ける部分が邪魔なのでカットします。これでもう純正ステップは装着できなくなります。というかフレームカットなので、ジャンクバイクになります。 |
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装着 孔さえ開ければボルト2本です。 |
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Z125PROのチェンジアーム流用 ドンピシャでした。 |
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比較 | ||
右側ノーマル | ||
右側バックステップ | ||
左側ノーマル | ||
左側バックステップ ペグの付け根に板(アングル)を挟んでいます。これはステップペグとペダルの棒に高低差が少なく、ブーツだと不意にペダルの棒の部分を上から踏んづけてシフトダウンするのを防止するためです。 |
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インプレッション ちょっとペグが短いのが難点です。特に右側はこれ以上ステップのペグを長くするとキックできないので仕方ないです。あとはペグが短いため転倒すると車体がこれまで以上に真横になるので、壊さないためにスライダーが必須だと思います。 |
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