KSR110 トキコ製2ポットキャリパーの装着

 

 特にブレーキに不満があった訳ではないのですが、KSR80のフロントフォークに交換したのでキャリパーをトキコ製2ポットに変更しました。

 いきさつはインナーチューブに点錆がありオイル漏れが直らないので、オークションで「KSR110から取りはずしたインナーチューブ(点錆なし)」というタイトルの商品を落札しインナーチューブを交換したところ「あれ?キャリパー付かねー???」状態に。原因を追究すると入手したのはKSR110のインナーチューブではなくKSR80のインナーチューブだったようで、まぁ出品者は解体したKSR110の部品を販売した訳ですから間違ってはいませんので仕方ないです。という訳でKSR80のキャリパーが必要になり、どうせならということで・・・(作業実施日2018/10月)

 


 

 KSRはフロントフォークのインナーチューブ単品の設定がなくブラケット一体です。ある日、点錆が酷いためオイル漏れが直らないインナーチューブを交換したのですが、KSR80のインナーチューブたったようで、キャリパーが付かなくなってしまいました。

 110と80ではこのようにピッチが違うのです。(他に中身のスプリングレートや減衰の違いもあります)

 KSR80のブレーキキャリパーに交換するしかないのですが、調べてみると2ポットのスーパーシェルパのキャリパーがポン付けらしく、せっかくなのでそれを付けてみることにしました。(ちなみに、アドレスV125のキャリパーもポン付けらしいです)

 これ、オークションで中古品がたまに出ますが大人気です。汚いやつでも5000円とかになって送料入れたら6000円超えるので、通販で送料無料8800円の新品買った方が良いです。

 

 パッドは定番NTB(1500円)

パッドを装着したところ。

付くには付きます。ポン付けです。が、・・・

2つの問題が発生しました。

 まず、KSR110と80のディスク径が違うようで、パッドがはみ出てしまいます。

 もう一つはマスターシリンダーのサイズ(11mm)が2ポットには合っておらず、2本指で握り込むと指を挟んでしまいます。4本握りなら何とかなるかも知れませんが、スポーツ走行には向いてません。

という訳で入手した80の中古ディスク(左)

 ちなみにカタログ値では110のディスク径200mm、80は220mmとなっているのですが、実際測ると80のディスクは210mmです(笑)

交換

 ディスクを取り外したところ。カワサキのディスクのボルトはロック剤がガッツリ塗布してあるので除去するのに手間がかかります。

 ボルトは新品に交換し、雌ネジ側はこのようにタップを入れていくとネジロックのカスがタップ側のネジ山の谷に付着することで一発で除去できます。

 

 110のディスクより外周5mm大きいです。

 

中古ディスクは失敗

 一応厚み限度以内の中古ディスクを購入したのですが、外周5mm部分が段差になっていました。(外周5mmはパッドに当たらないため段差になる)

 トキコ2ポットキャリパーを装着するとパッド端とディスク外周がツライチになるため、この段差の部分を使う(挟む)ことになります。なのでパッドのあたりが出なくなってしまい、せっかくの2ポットキャリパーの性能が発揮されません。新品ディスクまたはそれに近い物を使用したほうが良いです。

 とりあえず装着しました。

 マスターシリンダーをスーパーシェルパと同じサイズの1/2(12.7mm)に交換

 ミラーネジが装着されている1/2マスターはバリオス一択。(出品件数がダントツで多いです)

 使わなかったZZR250の新品ピストンを持っていたので、100円の一番安いゴミのようなマスターを入手して再利用。

 1/2

 ミラーのネジが10mmなのでKSRのミラー(8mm)を使うにはアダプターが必要。

 という訳で、80のインナーチューブに交換してしまったせいでいろいろ面倒なことになってしまいました。

 とりあえずタッチが良くブレーキも良く効きますが、ディスク外周に段差があるせいかパッドが変摩耗しています。余裕があったら新品ディスクに交換してみるつもりです。

 


 

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