CBR150R FI ステムのグリスアップ

 

 バイク便で使用されていた走行64000kmのCBR150Rには唯一不具合がありました。いわゆる「フロントのガタ」というやつで、フロントブレーキをかけた瞬間や段差を通過したときにハンドルから「コクっ」というガタと振動が発生する事象です。これは距離を走った中古バイクの超あるあるです。さっそく点検と修理を実施しました(作業実施日2019/3月)


 

ステアリングのガタの点検

 フロントを上げ、両手で左右フロントフォークの下部を掴み、前後にゆすってガタがあるかを試します。(ステムのガタを点検するのでフロントスタンドだと点検できません)

 サイドスタンド状態でジャッキでフロントを上げました。

 フォークを掴んで前後にゆするとガタがありました。さっそく修理開始です。

フロントフォークを取り外しました。

 ステム下をルーティングする配線類の確認

 このバイクはハーネスやホースがヘッドパイプの真下に集合してステムに固定するプレートに固定され、そこから分岐する作りになっているのでやっかいです。どのようにルーティングされているか写真を撮っておかないと後で面倒になります。

 違う角度から

 配線類を固定するプレートの取り外し

 トップブリッジ下ハンドルスイッチハーネスの固定

 ステアリングナットはジャッキアップする前に緩めておきます。

 ワッシャー

 トップブリッジの取り外し

 キーシリンダーの配線を付けたままなのでトップブリッジをぶら下げたまま作業を実施

 ステムを取り外す前に落下する剛球の受けを準備しました。

トップスレッドを緩める

 特に緩んではいませんでしたが、このように緩んでいないのにガタが出ることがあります。それは長距離運用するとレースがより食い込んでいくため隙間ができてしまうからです。この場合はトップスレッドを一旦緩め、再度締め付けると直ります。しかしレースが摩耗している可能性もあるので点検しなくてはなりません。

 ステムを取り外しました。取り外した瞬間に剛球が何個か落ちましたが、受けを用意したので無くなりませんでした。

 レース上側

 グリスの量が少なめで乾いていました。

上のレース

 洗浄して目視点検。ボール痕(凹み)はありませんでした。ここにボールの痕が点々とあったら100%交換になります。

 下側のレース

 問題なし

 ステムのレース

 問題なし

 剛球

 素人なので地面に落とせば100%紛失するものだと思い予備を準備してます。ついでに表面に艶がないボールは交換しました。

 取り付け(18個)

 グリスを盛って貼り付けました。

 DIYならばグリスはケチらずたっぷりと

 取り付け(18個)

 トップスレッドの締め付け

 一旦強く締めてから緩めて調整します。これはもう経験です。どのくらい締めるとハンドルが重くなるとかガタが出るとか、私は何度も実験して失敗を繰り返して覚えました。

 トップブリッジの取り付け

 このバイクのステアリングナットは88Nmとかなり強く締め付けます。

 配線類の取り付け

 


 

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